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むぎょっていこう

むぎょの日常と遊戯王と腐女子ネタの長文。

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全人類は麻薬のために生きてる


 
「小学生が大麻を吸った」というわりかし衝撃的なニュースを知らされる。なんでも、中学生や高校生ならまだしも小学生の大麻使用というのはここ10年間で1度もなかったらしい。
 
 ドラッグの有害性は学校で習うけど、小学生の時点で習ったかどうかはいまいち覚えていない。後の人生を壊さないためにも、小学1年生の時点で教えてもいいくらいなんじゃないかな。
 
 ニュースを見て私が思い出したのは、中島らものエッセイだ。

 

僕にはわからない (講談社文庫)

僕にはわからない (講談社文庫)

 

 

 この人は学生時代から薬物やってて、晩年でもオランダで大麻吸って日本でもマジックマッシュルームで逮捕されてると懲りない人。
 
 でも、彼がエッセイで主張していることには反論すらできず、むしろ「なるほど」と思ってしまった。
 
 本が手元にないから正確に引用はできないけど、あまりに衝撃を受けたので内容の大意はしっかり覚えている。私なりに要約したものが以下になる。
 
 
「人間は楽しく暮らすために生きているけれど、結局それは脳内麻薬を求めているだけ。労働の喜びも、三大欲求に従った悦びも、趣味の楽しみも、脳内の分泌物を求めて行動しているにすぎない」
 
 
 私は中島らもの言葉を「間違いだ!」と切り捨てることなどとてもできない。
 

 

 この世の喜びと呼ばれるものを受け取るのは人間だ。他人と分かち合おうが、喜び・幸せだという感情を受け取るのは人間の脳みそだ。他にはない。
 全宇宙に幸せが溢れても、それを受け取る人間が1人でもいなければそれは幸せとは呼ばない。
 
 
 
 私たちは(脳内)麻薬のために生きている。
 人間のあらゆる喜びは、ドーパミン、βエンドルフィン、セロトニンなどに終着する。
 こればかりはどうあがいても逃れられない。
 
 
 
 
 
 幸せを得るためのルートは、一般的に苦しいことも悲しいこともあるだろう。
 それをブッとばして短絡的に獲得しようとするのがドラッグだ。
 ただし反動の悲しみや依存性がヤバいので一般的には不利益、他人に迷惑をかけまくるため法律で禁じられている。
 
「薬物を使うと全てが壊れる」みたいな標語は山ほどあるが、それは社会生活を崩さないためのフレーズだ。
 薬物で一生分の幸せを獲得する決意をした人は、今更社会に背を向けても痛くも痒くもない。
 
 
 
 薬物をまったくつかわず、苦労しながらもまっとうに人生を生き抜く人。
 一生かかってもつかめないだろう幸せをドラッグで享受しながら早死にする人。
 
 倫理的に見て前者を選択する人が多いっていうのは教育の成果が出てると思う。
 人間の個体からすれば、前者の方がよっぽど苦労もなく幸せなままで生きて死ねるのにね。
 やっぱり、気持ちに抵抗はあるよね。
 
 世界各国では、「他のドラッグはヤバいけど大麻はいいんじゃね」と少しずつ解禁されているらしい。
 
 私自身は薬物に反対(大麻も他の薬物の入り口になりかねないので解禁反対・あと自分の意志が強くないから流されそう)で、家族や知り合いがやってたら止めるけれど。
 
 
 
 
 世の中に絶望して絶望して絶望しきった人間が伸ばす手は、止めてよいものなのだろうか。
 
 
 
おわり

 

薬(ドラッグ)がやめられない―子どもの薬物依存と家族

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 こういう実録系を読ませるにしても中学生未満は理解できないし、薬物に対する正しい教育は早め早めに越したことはないよね