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むぎょっていこう

むぎょの日常と遊戯王と腐女子ネタの長文。

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二次元の嫁は裏切らないんじゃない、裏切れない ~生身のアイドルと架空のキャラの違い~


むぎょだよ。お久しぶり。

アイドルアニメが隆盛して久しい。アイマスやラブライブなどの男性向け、アイカツ、プリパラなどの女児向け、そしてうたプリなどの女性向け。中には三次元のアイドルと平行しておっかけている人もいるという。出費ヤバそう。

 

以下、三次元のアイドルを「アイドル」と呼称し、二次元はアイドルアニメ以外のキャラも含めて「キャラ」と呼称する。
二次元のキャラと三次元のアイドルは大きく違う。ファンに生きる活力を与え応援されるのはまったく変わらないのに、一方は生身の人間で一方は架空の存在である。この決定的な違いが次の事実を出す。

アイドルは生身の人間である。独自の価値観、好き嫌いがある。排泄もする。生まれてから現在までの人生が全てある。恋愛する権利も法律で保証されている。
キャラは違う。登場作品に描かれたものが彼女たちの全てである。「作品には描かれていないけどこっそり恋愛していますよ」ということはありえない。作品の中から細かい日常のディティールは想像できるが、それはあくまで個人の想像である。

アイドルは実際に存在してコミュニケーション可能な確率がゼロじゃないというこの上ない魅力があるが、同時に人間でもあるから「人間である以上絶対必要なのにファンからは好まれない部分」は隠さなければならない。一般人なら許容される行いも、アイドルとしてアウトなら商売上不利になるから隠す。もしくは公然の秘密として安易に触れられないようにする。
キャラは呼びかけても答えてくれないけど、余計なものは存在しない。キャラは隠れて恋愛しているかという問いには空白しか帰ってこない。好きな異性のタイプなどを設定できるが、作品内で付き合っている描写がなければ現時点では絶対に大丈夫なのだ。

アイドルが恋愛するのはアイドル自身の意思だ。しかし、キャラが恋愛するのはキャラ自身の意思ではない。「キャラの製作サイド」の意思である。

 

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何故アイドルが恋愛をするのかといえば、「とにかく好きになってしまった」もしくは「とてつもなく寂しい」の二択しか考えられない。この二つ以外の動機で恋人を作るというのは、炎上リスクを考えるとなかなかできないのではないだろうか。アイドル自身が望まないのなら恋人はできない。「アイドル自身が恋人を望んだ」ことになるから炎上する。

キャラは違う。キャラに意志が見えるのはそう描かれているからであって、キャラに人格はない。キャラに恋人ができるのはキャラの責任ではない、キャラが惚れた恋人のせいでもない、全てが製作サイドの判断である。
少なくとも商業作品では、キャラが幸せになるための恋愛ではない。作品を駆動させる舞台装置としての恋愛である。恋愛という人生のビッグイベントから派生するドラマを製作サイドが欲したから、に尽きる。キャラ自身が恋人を望んだことにはならない。(それでも炎上するときはするんだけど。ヒロインアンチとかすっごいけど。)

私は二次元オタで、三次元のアイドルは嫌いじゃないけどあまり興味が持てない。だからか、キャラに比べてアイドルは圧倒的に不利な部分が多いなあと思ってしまう。
求められているものは一緒なのに、アイドルは生身の人間である以上隠さなきゃならないことが多すぎる。キャラにできてアイドルにできないことはコミュニケーションぐらいで、遠巻きに眺めていたい派としてはそれほど大きな差がないのだ。
まあ、キャラは物語の上でしか存在できないから唐突に死んだりすることもたまにあるわけだけど。死ぬよりひどい目にあう確率も三次元より圧倒的に高いもの。キャラに法律は適用されないのだ。

アイドルもキャラもテレビ越しに見ると幸せになる。同士といくらでも語り合える。両者の存在こそ似通っているが、中身が本物の人間かそうでないかで振る舞いも扱いも異なる。当たり前の区別である。間違えないよう気をつけたい。




おわり

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