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むぎょっていこう

むぎょの日常と遊戯王と腐女子ネタの長文。

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二次創作の多様性を確認してみた


むぎょだよ。お久しぶり。

前回の更新から色々ありました、親戚からチーズの詰め合わせが来たり、マイ本丸に長曽祢虎徹が来たり。

ゴールデンウィークもぐだぐだうにゃうにゃしてました。ガチで一歩も外に出ていない。
家で何してるかっつーと、Twitterでぼやいたり空リプを投げあったり執拗にふぁぼを贈ったり、二次創作をネットで摂取したりしていました。
一つのジャンルが流行して、原作からぶわーっとコンテンツが広がっていくのを見ると、フィクションの持つ大きな力を感じるよね。みんな、作品が好きだからっていうそれだけで、高い技術を惜しげもなく使って新しい作品を作り上げてるんだから。単なる娯楽と言えばそれまでだが、注ぎ込まれる情熱の量を想像すると胸が熱くなる。
この広がりはもしかしたらオタク以外の分野に応用できないかなーなんて思ったりするので、ちょっとだけ紹介したい。

 

<基本というかメジャーどころ>
・考察
恐らく最も原始的な表現方法。己の知識と作品愛を思う存分詰め込める。ソースと資料を提示して思索を深めるという現実の学術的考察に近いものもあれば、自分の好きな設定と好きなキャラだけ取り上げて望むままの結果を構築するという創作に近いものもある。
考察はおおよそ全ての二次創作の源であり、作品を生み出す手前なら大小問わず誰でもする行為。自分なりに考察してとびっきりの解釈を見つけ、表現する過程を楽しむことこそが二次創作系オタクのエネルギーかもしれない。

・イラスト
説明不要。一枚絵は恐らく最も作品数が多い形かもしれない。
今はもう大体が紙とペンよりイラストソフトとペンタブレットで描いてると思う。自動車免許の合宿で私以外の同室メンバーが全員ペンタブ持参だったのにすごく驚いた覚えがある。
最近は「一時間でお題の絵をどれだけかけるか」、通称ワンドロなるものが流行していて、Twitterの専用タグを追うと楽しい。

・漫画
こちらも人が多く集まる人気どころ。イラスト同様デジタルがほとんど。お絵かきソフトは大概有料だったけど、最近はクラウドアルパカっていうフリーのイラスト・漫画製作支援ソフトができてるらしい。有料フォントが使えるって聞いた。

 

同人誌やイラストの美しいデザイン100―レイアウトの基本から配色、文字組みまで

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・小説
「漫画やイラストがジャンルに人を集め、小説が定住させる」という格言を聞いたことがある。こちらも古くからある表現方法で、絵や漫画とはまた違った世界を構築できる。最悪メモ帳さえあればいいので、始めるだけなら誰でも気軽。
読むほうのとっつきにくさにより漫画ほど人気はないのはしょうがないが、避けると損。私が断言する。

・夢小説
オタクとか同人文化において特異的というか、他の界隈になさそうなものがこの夢小説。ドリームとも呼ばれる。その仕組み上インターネット上でのみ楽しめる文化。
小説を読む前に主人公の名前を入力できるのが大きな特徴で、本編を読むと主人公の名前が登録されたものに置換されている。キャラといちゃいちゃしたい恋愛小説に多く利用されるが、必殺技なども一緒に登録して作品世界に介入、というのもある。



Twitterが自動で呟くプログラム「bot」>
・なりきり
キャラになりきったアカウントを運営すること。フォロワーと交流したりbot同士でおしゃべりしたりと、キャラが現実世界にいるかのような行動を取る。高度なものになると自動応答ですら中に人がいるような感覚になるくらいのクオリティがある。もちろん手動返信も楽しめる。

・コピペ改変
こちらは原作とネットのコピペのハイブリッドな二次創作で、その名の通りネットに伝わるコピペを改変して呟くもの。アレンジの仕方に工夫があると嬉しい。ぶっちゃけるとネットにある文章の無断改変、転載になるのでブラック寄り。

<立体物>
・コスプレ
衣装で自分を作品に仕立てあげ、撮影する、縫製、工作、メイク技術はもちろんのこと、撮影場所やカメラ、編集技術など色々なこだわりを感じることができる。児童向けアニメでコスプレする方々のウィッグは一回見てみると面白い、トンデモヘアーの解釈と造形は匠の技。

 

コスプレ衣装製作基礎BOOK 自作超初心者のための (Heart Warming Life Series)

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・雑貨
原作の絵や紋章などをそのまま使うのはモロアウトなので、イメージカラーやモチーフを組み合わせて最強のアクセを作る。布小物や栞など、それこそ雑貨の数だけ形はある。最近はレジンっていう紫外線で固まるクリア樹脂がブームで、こまごましたパーツを土台に並べて流し込んでできたかわいいキーホルダーをよく見かける。

 

 



・フィギュア
一般の商品として流通するものもあるが、造詣に満足できなかったり、そもそもフィギュアが作られるほど人気じゃない原作もある。ただし立体物は絵や小説と著作権の厳しさが段違い(理由は多々あるが主に海賊版対策)なので、イベント会場限定で版権元から許諾を取って頒布するという形を取っている。

<音楽関連>
・アレンジ
ゲームジャンルなどでなおかつ権利元が許可しているところだけなのでジャンルは限られるが、音楽という広いフィールドにより無限大の可能性を秘めた場所。東方で一大勢力を築いている。
・イメソン
世界観やキャラ、一場面などをイメージして一から作成された音楽。まだまだ発展途上なところがあるが、初音ミクの普及など音楽の個人作成における敷居が下がることにより日々進化を遂げている。

<動画>
Youtubeニコニコ動画など動画プラットフォームの発達によって生まれた世界。良質なフリーソフトの増加により今後もしばらく勢いは衰えないだろうと考えられる。

・MAD
アニメやゲームなどの原作映像を切り貼りしたもので、大体ネタ色が強いが感動巨編も見かける。遊戯王などが有名。原作のパーツを丸パクリしているのでブラック寄り、厳しいところであればしょっちゅう動画が削除されている。

MMD
正式名称は「MikuMikuDance」。3DCGの初音ミクを曲に合わせて躍らせるソフトが開発されたことにより誕生した形態。無料ということもあり、ミクだけでなく様々な作品のキャラのデータが有志によって生み出されている。
キャラのモデル、ダンスモーションのプログラム、背景や小物、カメラワークなど多種多様なデータが必要だが、それらを共有して借りることで動画を作成するという独自の文化が生まれている。
モデルの静止画や動画を駆使して漫才や短編動画が作られることもある。

 

 



・UTAU
任意の音声を抽出して成分を組み合わせることにより簡易的なボーカロイドにする手法。お気に入りの曲を歌わせることができる。機械音だらけの元データの調整が腕の見せ所。

・偽実況
ニコニコの実況文化が輸入された形になる。キャラクターが実況動画を投稿しているという体でゲーム画面と音声を収録する。じわじわと流行りだしている印象。

・架空卓
テーブルゲームTRPGをキャラにやらせたらどうなるか、という動画作品。プレイヤーの判断によって進むゲームなのでストーリーの自由度が高く、キャラの個性をより強く感じられるところが人気(なのかもしれない)。
架空デュエルもこの項目に入る。キャラのデッキや戦い方とかエースモンスター考えるの超楽しいよ。

 

クトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

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私が把握しているものだけでもこれだけある。まだ出会ってすらいない表現方法も含めればもっとあるだろうなとは思う。オフ会や擬似結婚式やグッズ祭壇などは勝手がよくわからないので省略しました。
種類だけでもこれだけあって、同じ表現形態でも千差万別の作品があって。ファンやオタクの世界っていうのは愛が続く限りどこまでも極められるものなのだなあ、と感慨に耽っています。
まだネットが発達していない時期、自宅の住所を奥付に記載した時代の同人誌。HTMLを齧り、ウェブ上の検索避けをした個人サイト。そして、タグとキーワードで繋がる作品投稿用のSNS。表現も変われば表現する場もどんどん変わりますが、貫かれる作品愛というのは全然変わらないなあと。
これからはもっと斬新なものも生まれてくるでしょう。もう既に生まれつつあります。たとえば、LINEのようにアイコンと吹きだしで縦スクロールで読む物語とか。
しかしまだまだ紙の同人誌は廃れてない。データ販売はもちろんだが、個人通販も書店委託も山ほどある。愛さえあれば廃れない、なぜなら自分たちが作ればいいのだから。

この文章を書きながら、好きという力の凄さを再確認できた気がする。

 

おわり(解釈違いとかで傷つきやすい世界でもある)