むぎょっていこう

むぎょの日常と遊戯王と腐女子ネタの長文。

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散歩だと思った? 引きこもりだよ


むぎょだよ。今めっちゃ疲れてるよ。

 

昼食を食べに戻ってきた母親と入れ替わりで、家を出た。

一時間くらいの長い散歩をした。
近所の土手をゆっくり歩いたんだ。
土手だから当然高低差があって、階段を上り下りした。
そこは広い公園で、送電の鉄塔や遊具があったんだ。

十年ぶりくらいに見た遊具はすっかり小さくて。私の背が伸びた証拠でもある。
高い遊具が苦手だったけど、今やてっぺんは見上げればすぐにある。
時間の流れを感じながら足をすすめる。

どこかの陸上部が走っている。
ロードバイクはルックとスコットを見かけた。
湖は静かに凪いでいて、鴨の群れには秩序がある。

歩き疲れて、ジーンズに包まれた脚も痒くなってくたので、引き返すことにした。
土手から降りて住宅街へ。
マンションに囲まれた小さな公園も久しぶりだった。

パンダに乗ってみょんみょんした。
バネの力ってすごい。単純な構造でこんなにも幸せになれる。
二十歳を過ぎても、この楽しさは変わらなかった。
前後に揺れるだけで満ち足りたような気持ちになった。

家に帰ったらまだ一人。
昼食を食べ終わった母親は再び仕事へ出かけ、最低でも三時までは帰ってこない。
だからその時間までは家にいる。三時前には家から出て行く。
そしてまったく別の場所で、またパソコンを開く。

わざと時間をずらしている。
反抗期である。


母親の好む大音量の音楽も、みじめったらしいドラマも、ほとほとうんざりだ。
リビング以外にまともな通信環境がないので、在宅のバイト中は嫌でも雑音が耳に入ってくる。
実家暮らしに不満はなかったのだが、上記の苦痛は最近気になりだしたもので。
自分に生活力がないのは承知しているし、何より金がないので今更一人暮らしは現実的でない。
だから場所を変えている。
本当はおうちでぬくぬくしたい。
だけど自室には鍵がかけられなくて、些細なことでも呼び出されては無意味なことを喋って引き返す。
自分のペースを乱されることが一番ストレスで、残念だ。
主婦の苦しみと似ているかもしれない。自分のやりたいことが肉親の都合で中断させられたり、場所や行動を制限されたり。
未婚なのに子育てのイライラを経験できるって世も末だな。

だけど、さっき気づいた。
何も言わない私が悪い。

何もしないうちから決め付けていた。母親を変えることは不可能だと。
「音楽がうるさい」「流されているドラマが不快」
これらの事実を正直に打ち明ければ、向こうは逆上するか困るかだ。
しかし、後の親子関係に響くようなことじゃない。
ダメ元でしかけてみよう。案外うまくいくかもしれない。

30分かけて歩いてたどり着いた図書館がお休みだと知ったときの無力感の中で、これだけのことを考えている。
ロビーにいると寒くて仕方がないけれど、思考を落ち着かせるにはちょうどいい気温かもしれない。

卒業できたら一人暮らしを考えている。




おわり(最大級の大寒波だそうです)

 

 

 

歩く地図 東京散歩 2016: 成美堂ムック

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モノを捨てよ、散歩に出よう

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