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むぎょっていこう

むぎょの日常と遊戯王と腐女子ネタの長文。

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ひそかなブーム「眼鏡食」に迫る!


あけましておめでとうございます。
みなさん、今年の眼鏡はもう食べましたか?

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定番の煮込みもいいですが、私はやっぱりサッと湯にくぐらせるのが一番ですね。樹脂製でも型崩れせず、食べ応えがある方が好みです。

しかし、眼鏡を食べるようになったのはここ最近の話。有機物に比べるとまだまだマイナーな食材と言わざるを得ません。

そこで今回は、眼鏡の食文化について初心者の方に簡単な説明をしたいと思います。眼鏡食愛好家の方へのインタビューもアリ!

この記事を読み終われば、あなたもきっと眼鏡を食べたくなってくるはずです。

 



眼鏡自体は古くから存在していましたが、あくまで視力矯正用やファッションとしての用途が主でした。金属やプラスチックでできた道具ですから、食用には適していなかったのです。

しかし、最近は様々なレシピが考案されています。
比較的初期は煮込みが主流だったのですが、最近は白和えしゃぶしゃぶ、中には「女体盛り」という業の深そうなものまで登場しました。「眼鏡女子」ではなく「眼鏡の女体盛り」というところに、並々ならぬこだわりが見えますね。

では何故、「眼鏡を食べる」という発想にまでたどり着いたのでしょうか?




眼鏡食の始まりはネットであり、世界で初めて眼鏡を食べた人間というのはいまだ確認できていません。いつの間にか静かなムーブメントを引き起こし、今でもひっそりと眼鏡食愛好家たちが活動しているようです。

 

彼らに「眼鏡を食す理由」を尋ねれば、大半が「眼鏡をかけたキャラへの愛が高まりすぎた」と答えるのです。


実は、眼鏡食をたしなむ紳士淑女のほとんどがアニメ・マンガオタク。
メガネキャラを愛するあまり、二次元的な記号となっている眼鏡そのものに愛をぶつけることになったのです。

二次元三次元関わらず、人間のパーツの中で一番に注目されるのは顔面、及び両目です。第一印象の多くに眼鏡が入ってくることは想像に難くありませんね。メガネキャラの眼鏡とは、印象を左右する重要な一部分になります。

このことから、眼鏡にメガネキャラそのものを見出すことも多いです。特に二次元メガネキャラのケースであれば、三次元に存在しないメガネキャラへの熱い思いを三次元に存在する眼鏡にぶつけることはいたって自然な現象なのです。

では、眼鏡をどうするのかといいますと。

眼鏡に続く動詞として一般的なのは「かける」「割る」ですよね。かけるという可逆性のある行動だけで満足できなくなったファンでも、「割る」という行為にはひどく抵抗を持ったようです。何といっても、眼鏡はメガネキャラの象徴。眼鏡を叩き割ることはメガネキャラを傷つけることに相当します。
そこで、満を持して「食べる」行為が登場したのです。「割る」と同じく不可逆の行為でありながら、前例のない一体感に病みつきとなる人が複数人現れたそうなんです。





都内に住むNさん(仮名)も、眼鏡食に夢中になった一人。
彼女もアニメオタクでしたが、グッズなどにはあまりお金を使わず、ひっそりと二次元を愛でていました。

「キャラの見た目にはあんまりこだわる方じゃなかったんですよね。キャラの要素は性格を重視していました。クールだたり、面倒見のいいキャラだったり。」

ところが、番組改変期にアニメの新番組をチェックしていると……?

「信じられませんでしたね。ありえないほどの、吸引力、っていうんですか? ビジュアルでここまで魅かれたの初めてで。すぐに原作のマンガをポチって、読みふけって……性格も好みだったもんで、あっさりハマりました(笑)」

Nさんはすっかりそのメガネキャラの虜になりました。狂ったようにグッズやDVDを収集して、今までにないくらいに「貢いだ」そうです。

しかし、彼女の心に平穏は訪れません。Nさんのあふれ出る激情は留まるところを知らず、日常ではいつもメガネキャラのことを考えてしまいます。自分の心を覆い尽くす、初めての「溢れんばかりの愛」をもてあましていたようです。

「色々試してみたんですよ、絵とかマンガ描いたり、オタク友達に熱く語ったり。それでもまだ全然足りなくて。エネルギーが発散できずにどんどん積もっていくのがちょっと怖かったです……」

メガネキャラを愛するあまり、睡眠時間も減っていきます。眠れない夜、ネットサーフィンをしながら過ごしていると、ある個人のTwitterを発見しました。

『○○ちゃん好きすぎて、眼鏡煮た』

添付された写真には、沸騰したお湯の中で揺れる黒縁眼鏡が。このツイートを見た瞬間の衝撃を、Nさんは語ります。

「最初は本当にびっくりして、それから『バカだwww』って大笑いしたんですけど。だんだんと、自分もやってみたくなっちゃって」

翌日、Nさんは都内を探し歩きました。目当てはもちろん、あのメガネキャラがかけているものによく似た眼鏡。運よく一日で発見し、その日の深夜に眼鏡の煮込みを敢行しました。

「一人暮らしなので誰に気兼ねするわけでもなかったんですけど、この……抵抗はなかなか消えませんね。お湯を沸かしてる時間がすっごく長く感じられて、少しの物音にもビビりまくり(笑)」

満を持して眼鏡を鍋に投入し、待つこと数分。菜箸で恐る恐る引っ掛けたのは、湯気をたたせたアツアツの眼鏡。

白い皿にもりつけても、眼鏡はやはり眼鏡。それでも、Nさんは大満足だったようです。

「これか、私はこうやって愛をぶつければいいのか! というような、目の覚める思いでした。なんだろ、初めてインターネットを使ったときの驚きのような……」

眼鏡を食べるという新しい愛情表現に目覚めたNさんは、それから定期的に眼鏡を食べるようになりました。

数々の眼鏡料理に挑戦したNさんは、「眼鏡コーヒー」なる調理法も開発。おウチで気軽に眼鏡食を楽しめるとあって、眼鏡食人口の増加に一役買っているそうです。

「ネットからは『ただのパフォーマンスじゃん』とか『カニバリズムの抽象化だ』とか言われるんですけど、自分たちはそういう意識とか全然なくて。キャラの愛で方にも色々あるじゃないですか、イラストを見たいとか一緒の服を着たいとか。メガネキャラの一個性である眼鏡を愛することも一つの方法ですね。何で食べようと思ったのかは、未だに自分でもわかりませんが(笑)」

Nさんは、近々開催される眼鏡食オフ会の主催でもあります。日本中から集まった眼鏡食の愛好家が、様々な調理法で眼鏡を食すイベントです。数は少ないながらも、じわじわと浸透している眼鏡食ブーム。みなさんも、眼鏡料理に度を合わせてみませんか?








おわり

(※この記事はフィクションです。決して真似をしないでください)